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PDCD-018 Monica Dominique Trio – Tillagnan

Monica Dominique Trio (モニカ・ドミニク・トリオ) - Tillagnan (ティレグィナン) [PDCD-018]

[ Item Information / 商品情報 ]

Monica Dominique Trio (モニカ・ドミニク・トリオ) – Tillagnan (ティレグィナン) [PDCD-018]

Catalog No. / 型番:PDCD-018 / VSCD-9349   Release Date / 発売日:2008.11.12   Price / 価格:2600yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. Tillagnan I (Dedication I) ♪ 試聴 / Listen
02. Visst ar det skont (Isn’t it nice) ♪ 試聴 / Listen
03. Det var som funken (Just for funk) ♪ 試聴 / Listen
04. Karleken (Love) ♪ 試聴 / Listen
05. Var nara mig (Stay close to me) ♪ 試聴 / Listen
06. Karusell (Carousel) ♪ 試聴 / Listen
07. Tillagnan II (Dedication II) ♪ 試聴 / Listen

美しさ、儚さ、切なさ… 全てが優しくブレンドされた、スウェデッシュ・ピアノ・トリオの知られざる大名作。北欧はスウェーデンの女流ピアニスト、作曲家、歌い手、また女優としても多彩な才能を発揮するモニカ・ドミニクが、1980年に自らのピアノを中心としたトリオ編成で残した甘く切ない名作が『プロダクション・デシネ』より待望の復刻。

ほぼ全曲、モニカの自作曲で占められた本作『ティレグィナン』、その趣はシンプルなピアノトリオですが、本作の“キモ”はドラマチックに涙を誘う旋律の美しさであり、それらを際立たせる卓越した演奏の素晴らしさで、彼女のメロディメーカーとしての才能は勿論、表情豊かなタッチが魅力的なピアニストとしての才能をたっぷり感じさせてくれるロマンチックな作品です。流行り廃りに全く影響を受けず、季節や気分を問わずいつまでも末永く楽しめる音楽ってどんなモノでしょう…?きっと多くの人がこう思うはずです、”素敵なメロディに満たされた音楽”…。 モニカ・ドミニク・トリオによる本作『ティレグィナン』は、ピアノトリオと言う編成で、”素敵なメロディ”を最大限に表現した名作です。決して派手な作品ではりません、熱心なジャズマニアの心はくすぐらないかも知れません、でも、きっといつまでも多くの人に愛される作品となるでしょう。

淡々と刻まれる緩やかなビートに乗る美しいピアノのフレーズ。語りかけるような旋律が鳥肌モノのオープニング曲「Tillägnan I (ティレグィナン・エット)」を聴けば、誰もがその素晴らしさに浸ってしまうハズ。本作の魅力の全ては、この「ティレグィナン・エット」に集約されていると言っても過言ではありません。この曲は元々、作詞家Lars Forssellが書いた素晴らしい歌詞に、モニカが作曲した1970年代の楽曲です。スウェーデン本国では、モニカ・セッテルンド(彼女の存在故、ドミニクは“もう一人のモニカ”と表現される事が多いようです…)等の歌唱でも知られる結婚披露宴の定番的な楽曲で、「献呈」と言う題名からも想像可能な通りの感動的な名曲として知られています。そんな名曲を、自らの繊細で感動的なピアノを軸に表現した最高の名演がこの名作の冒頭を美しく飾ります。続く「Visst är det skönt (ヴィス・アール・デット・クァント)」は、「ティレグィナン」を彷彿させるエレガントな好曲。流麗なメロディがジワジワと心に染み込むよう。「Det var som funken (デット・ヴォール・ソム・フンケン)」は曲名が示す通りのファンキーなナンバーで、力強いリズムセクションが印象的。「Kärleken (シャーレキャン)」は「愛」と言うタイトルに負けない、切なげな弦が良く歌う名曲で、タイトル曲に次ぐ本作のハイライトと言えるでしょう。本作では唯一、カールアクセル・ドミニク(=モニカの夫)のペンによる「Var nära mig (ヴォール・ナーラ・メイ)」は、端正な曲調で、より多くのピアノトリオファンにもアピールしそう。作品中最も快活なリズムワーク、流れるようなタッチが鮮烈な「Karusell (カルセル)」も、繊細と儚さが同居した魅力的なナンバーで非の打ち所がありません。そしてラストを飾る「Tillägnan II (ティレグィナン・トヴォ)は、言わずもがなタイトル曲のヴァージョン違い。よりシットリと儚さを増したアレンジがひたすら涙を誘います。

モニカ・ドミニクとその夫である、カール・アクセル・ドミニクの自主レーベルから1980年にリリースされた本作(ちなみに、ベースのパレ・ダニエルソンはモニカの実の弟です)は、熱心な北欧ジャズファン以外には殆ど知られる機会の無買った、幻の名作的な存在でしたが、遂に正規銀盤化です。オリジナルのマスターテープを用い丁寧にリマスター、ジャケットはA式の紙ジャケ仕様、マットな上質紙を使用し、オリジナルの質感に忠実により豪華な仕上がり。また、オリジナルLP盤であった表示曲目のミスプリントも修正済の完全盤です。時間軸とは無縁の永遠の定番作品として、永らく楽しめるメロディアスな名作をお届けします。

最高にラブリーなジャケットにもご注目ください。

オリジナルのマスターテープを用いたリマスター盤、ジャケットはA式の紙ジャケ仕様、マットな質感でオリジナルに忠実に、より豪華な仕上がり。また、オリジナルLP盤であった表示曲目のミスプリントも修正済の完全盤です。ちなみに、帯コメントはイタリアの優良レーベル『Deja Vu Records』のパオロ・スコッティ氏によるもの。パオロ氏も大いに驚いた&お気に入りの逸品です。

● オリジナル・マスターテープを仕様&リマスター
● A式の紙ジャケット、上質紙仕様での復刻
● 解説は、丸山 雅生氏 ( musique dessinee / dessinee shop )が担当

モニカ・ドミニク (Monica Dominique):
1940年、サウサンプトン生まれ。3歳の時からピアノに慣れ親しみ、スウェーデンの首都ストックホルム移住後、スウェーデン王立音楽院へと進み、自身も音楽家として活躍する夫のカール・アクセル・ドミニク(プログレッシヴ・ロックバンド、Solar Plexusのメンバーとしても活動)と出会う。1960年代には北欧を代表するジャズコーラス・グループ、Gals & Palsの一員として、(Svante Thuresson/スヴァンテ・スレッソンらと共に)ヴォーカリストとしても活躍。平行して作編曲家/ピアニスト/女優として、ジャズを中心に、クラシック、ポップスから民謡まで、幅広い音楽性で活動を行う。また、もう一人の“モニカ”として、モニカ・ゼタールンドへの楽曲提供や共作アルバム等も残す。1970年代には、スウェーデン本国でもウェディング・ソングの定番曲として知られる名曲「Tillagnan (ティレグィナン)」の作曲し、今もなお彼女の代表曲の一つとして衰えぬ人気を誇る。近年も精力的に活動を行い、セルジオ・メンデスのグループの女性歌手、キャロル・ロジャーズとのボサノヴァ・アルバムや自身のクインテット名義でのジャズ作品に、数多くのコンサートへの出演等、マルチタレントぶりを発揮し続けている才女。

[ Discography / ディスコグラフィ ]

Monica Dominique, Palle Danielson (モニカ・ドミニク、パレ・ダニエルソン) – Togetherness (トゥギャザーネス) [PDCD-086/VSCD-9417]
Monica Dominique (モニカ・ドミニク ) – Mitt i mej (わたしのまんなか) [PDCD-046/VSCD-9377]
Monica Dominique Trio (モニカ・ドミニク・トリオ) – Tillagnan (ティレグィナン) [PDCD-018/VSCD-9349]

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