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> PD074 『ジャン・ロットマン・トリオ - マティアス・ジョブ 』 ( 2012.01.18 Release )


海辺で戯れる子供達が印象的なジャケットのアートワークも素晴らしい…。知られざるフレンチピアノトリオの名作が銀盤化です。エレガントなボサジャズ「ボサ・リス」は、聴く度にうっとりの大名曲。是非お試し下さい。

フランスの“全く”知られざるジャズピアニスト、ジャン・ロットマンが1986年の4月に、パトリス・ソレル(ベース)、ローラン・ロゼマン(ドラム)と共に自主制作で吹き込んでいた1枚が本作『マティアス・ジョブ』です。全曲がオリジナル曲と言う本作は、スウィンギンなナンバーで幕を開け、美麗なワルツ、高速調の疾走ナンバーにバラッド、そして美しくメロウなボサジャズまでを披露した充実のフレンチ・ピアノトリオの名作です。

オープニング、ご機嫌に飛ばす「チャーリー・パーカー、パー・クール」から快調ですが、どこか、たどたどしさも感じさせるピアノのソロで幕を開け、極上の美麗ワルツへと展開する「シアトル・メテ・コント」が最初のハイライト。美しく、切なさが滲む旋律が抜群です。ファンキーなリズムの「ア・チューン・フォー・マット」、高速調のスウィングジャズ「ブリング・バック・ユア・ストロベリー」、バラッドの「デグリフ」と好曲が続きますが、ラストを飾る名曲にして、素晴らしく優雅でエレガントなボサジャズ「ボサ・リス」が、何と言っても本作の目玉でしょう。鼻歌でも歌いたくなるような親しみ易いメロディと、小気味良いリズムワークがとにかく素敵な名作です。

なんと、ジャン・ロットマン氏の本職はお医者さん。と言うことで、当然本作は本業の傍らで自主制作で残した完全なプライヴェート作品です。が、実に素晴らしい内容。音楽のクオリティも然ることながら、ジャケットの素晴らしさも奇跡的と言えるのでは無いでしょうか?聴いて良し、飾って良しの大傑作です。


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