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> PD073 『ジョヴァンニ・チェカレリ・トリオ - メテオール』 (2011.12.07 Release)


愛らしい旋律が優しく心に語りかけるような名曲「ヴァネッサ」がとにかく素晴らしい。イタリアのジャズ・ピアニスト、ジョヴァンニ・チェカレリのトリオ編成での初のリーダー作『メテオール』は、優雅で美しく、情感豊かな名作です。

切なく繰り返すピアノのフレーズ、奥ゆかしいチェロの響きも美しい冒頭の「 ジ・エヴァー・チェンジング・スカイ 」から素晴らしいです。イタリア、アンコーナ出身のジャズピアニスト、ジョヴァンニ・チェカレリが自身の“ピアノトリオ”名義で吹き込んだ作品『メテオール』。ピアニストとしては既にヴェテランの粋にも達しつつある彼ですが、トリオ名義の作品はこれが初めてとのこと。サイドマンとしても活躍しており、御大 Lee Konitz との共演作、ブラジルの SSW ダヂ ( ジョルジ・ベン・バンドのベース奏者としても有名 ) や、本作でもバックを支えるフェルッチオ・スピネッティ ( ダブルベース ) 、フランチェスコ・ペトレーニ ( ドラム ) らと結成したブラジリアン・グループ、インヴェンタリオ (InventaRio) など、精力的な活動を行って来た彼が、信頼のおける面子と共に、 2010 年末に吹き込んだ力作が本作です。

自らのペンによるメロディアスな楽曲を中心に、自身のピアノを中心とするトリオの演奏で、穏やかに、優雅に、時には情熱的に聴かせる 1 枚ですが、その作曲能力の高さ、ピアノのタッチの滑らかさは特筆モノです。出だしのフレーズだけでも心を持って行かれてしまうようなタイトル曲「メテオール」、優しく語りかけるようなピアノの美しさが心に響く「ニュー・デイ・イン・キブエ」、エレピとファンキーなリズムワークで聴かせる「ファカシ」、ラストをクールに飾るポエトリーリーディング入りの「ティ・オディオ」などに加え、ブラジルの SSW ジャヴァンの名曲「オセアーノ」、小粋にカヴァーされるボサノヴァの古典「シェガ・ヂ・サウダーヂ」などの、ブラジリアンの選曲、アレンジもセンス抜群で、アルバムをより豊かなモノに仕上げています。

※A式の紙ジャケット仕様、日本盤のみのオリジナルアートワークを採用。
※輸入盤とは曲順が異なります。
※解説:橋田純

●ジョヴァンニ・チェカレリ (Giovanni Ceccarelli)

イタリア、ファブリアーノ生まれのジャズピアニスト。7歳の時にクラシック・ピアノを始め、13歳の時にはジャズに目覚める。ピアノ奏者としてイタリア国内外で数多くのジャズ・プロジェクトに参加。Lee Konitzなどのビッグネームとも共演を重ねる傍ら、ブラジル音楽ユニット、インヴェンタリオ(InventaRio)を結成し、アルバムをリリースするなど、多彩な才能を発揮している。2011年、初の“トリオ”名義の作品『メテオール』を完成させ、さらなる飛躍が期待される、気鋭のピアニスト/コンポーザー。

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