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> PD072『ジゼリ・ヂ・サンチ - ジゼリ・ヂ・サンチ』 (2011.12.07 Release)


優しさ、包容力、艶っぽさを合わせ持つ歌声がとにかく魅力的。ブラジルの若き女性SSW、ジゼリ・ヂ・サンチのデビュー作は、ジャジーでメロウなモダンサンバの大傑作。洗練を極めた感動の1枚です。

ヨーロッパからの移民が多く在住すると言うブラジル南部の港町ポルト・アレグレを拠点に活動する若き女性SSW、ジゼリ・ヂ・サンチの2010年の傑作デビュー作『ジゼリ・ヂ・サンチ』が国内盤化。アルゼンチン〜ブラジル南部で紡がれるフォルクローレ、伝統のサンバ〜ボサノヴァを程よい塩梅で混ぜ合わせ、ヨーロッパ的なジャズのエッセンスを注入したかのようなサウンドは、ピアノやストリングスを交えたジャジーなアレンジも功を奏した、エレガントでメロウな仕上がり。何より、彼女の艶っぽい歌声がとにかく衝撃的な名盤です。録音時、若干24歳だったとは思えない優美さ、ゆとりを感じさせる懐の深さにも注目です。

穏やかなチェロの音色がリードする「01.Chama-me」から、その世界観が確立されており、美しいピアノの音色、彼女のベルベット・ヴォイスが生み出す甘美な音空間に浸れます。愛らしいサンバの小曲「03. Morena Branca」、快活なリズムが心地良いボサノヴァ「04. Mais uma」、繊細なピアノがリードするジャズボサ「05. Disco Duplo」など、心地良い楽曲が並びますが、さらに興味を惹かれるのは、転がるエレピも印象的なフリーソウル的名曲「07.Outono」、メロウなミディアムテンポのサンバ「08. Ha milenios」、程よく込み上がるソウル感が格好良い「09.Quinhao」辺りのグルーヴィーな楽曲群。彼女の懐の深さを思い知らされます。

デビュー作とは思えないほどに完成されたサウンド、若くして備わったスケールの大きな歌声、ジャジーで洗練を極めたアレンジに、全編で聴けるメロディセンスの良さは間違いなく本物です。何度聴いても深い感動を与えてくれるモダンサンバの大傑作がここに生まれました。

※解説:伊藤亮介(太陽レコード)
※韓国語歌詞/アーティスト本人監修による日本語訳付き


●ジゼリ・ヂ・サンチ (Gisele De Santi)

ブラジル南東部の港町、ポルト・アレグレを拠点に活動する女性SSW。サンバ〜ボサノヴァ、フォルクローレを軸に、ヨーロッパ的なジャズのエッセンスをも感じさせる洗練のサウンドを、スケールの大きな、艶っぽくも柔らかなヴォーカルで聴かせる若きアーティスト。時折垣間見せるモダンでソウルフルなサウンドも印象的なモダンなサンバを聴かせる才能豊かな逸材。

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