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> PD063:『ブレント・キャッシュ ? ハウ・ストレンジ・イット・シームズ』 (2011.07.06 Release)


やっぱり彼は“天才”でした...。
衝撃のデビュー作『ハウ・ウィル・アイ・ノウ・イフ・アイム・アウェイク』から3年。期待を遥かに上回る名作と共に、ブレント・キャッシュがシーンに返り咲きました!

衝撃的なデビュー作『ハウ・ウィル・アイ・ノウ・イフ・アイム・アウェイク』が未だに好調なセールスを記録し続けるジョージア州アセンズ出身のSSW、ブレント・キャッシュの3年ぶりの2ndアルバム。前作同様、純度の高い1960〜70年代の最高のサンシャインポップス〜ソフトロックの良いところを抽出し、現代的なセンスで表現したかのようなカラフルなソングライティング、壮大なオーケストラを率いて聴かせる美しい演奏と、コーラス隊とともに生み出すめくるめくハーモニー、自ら聴かせる程よく甘く澄んだ歌声。それらのクオリティの高さだけでも特筆モノですが、本当にスゴいのは、単なる懐古主義〜フェイクにならず、心に訴えかける“何か素敵なモノ”がそのサウンドから響いて来ること。これこそが、彼の才能の真骨頂です。

オープニングをドラマチックに飾る「I Wish I Were a Song」からスケールの大きな名曲ですが、トッド・ラングレンもビックリなミラクルなポップチューン「It's Easier Without Her」、同じくドラマチックに高揚するタイトル曲「How Strange It Seems」、コーラスグループ“The South City Voices”を率いて聴かせる、フリー・デザインばりのスリリングなハーモニーポップ「The Heart Will Always Work Alone」、ボサノヴァ風のリズムに乗せて駆け抜ける「Just Like Today」など、本作に収録された楽曲に非の打ち所はありません。さらに、今作ではファンキーサイドのブレントの楽曲にも注目で、1970年代のUSのTVドラマの格好良いテーマ曲を思わせるグルーヴィーチューン「I Can't Love You Anymore Than I Do」、エンディングの「I Wish I Were a Song (Epilogue)」など、全曲最高な、捨て曲なんてありえない名盤です。

バカラック、トッド・ラングレン、フリー・デザインにロジャニコ.…。次々に偉大な人物達の名前が思い浮かびますが、あくまでも彼のオリジナル。タイプこそ違いますが、ジョルジオ・トゥマと同じレベルの、ホントの“天才”と呼ぶにふさわしいアーティストです。

※解説:吉本宏


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