> PD053:『ダニー・ドリス - ダニー・ドリス』 (coming soon!)
Dany Doriz Son Vibraphone et sa Grande Formation - Dany Doriz
ダニー・ドリス
『ダニー・ドリス』 (coming soon!)
- 01. Debut Juin ( デビュ・ジュアン )
- 02. Tout ca je l’oublie avec toi ( トゥ・サ・ジュ・ルブリ・アベック・トワ )
- 03. Accords et Couleurs ( アコール・エ・クルール )
- 04. L’Amour prend des vacances ( ラムール・プラン・デ・ヴァカンス )
- 05. P`etites souris et Gros minets ( プティット・スリ・エ・グロ・ミネ )
- 06. Ma petite recette ( マ・プティット・ルセット )
- 07. Au 105, ca balance ( オ・サンサンク,サ・ヴァランス)
- 08. L’amour est une drole de chose ( ラムール・エ・ユヌ・ドロール・ドゥ・ショーズ )
- 09. La Bossa-Nova de notre amour ( ラ・ボサノヴァ・ドゥ・ノトル・アムール )
- 10. Si Dominique etait la ( シ・ドミニク・エテ・ラ )
- 11. Studio 35 ( ステュディオ・トラントサンク )
- 12. Isabelle s’en balance ( イザベル・サン・ヴァランス )
プロダクション・デシネが長い年月をかけて交渉を続けて来たフランス産スウィング・ジャズ〜ボサ・ジャズの最高峰にして、そのオリジナルLPは古くからトップレア盤/高嶺の花として知られる名作が、とうとう正規復刻です。
古くは1950年代から活動を続けるフランスのヴィブラフォン奏者、ダニー・ドリス。エスプリを交えたスウィンギンなスティックさばきで魅了する彼は、ジャン・リュック・ポンティやステファン・グラッペリとのヨーロッパでの共演に加え、メンフィス・スリムや、ライオネル・ハンプトンとも度々本場アメリカでツアー行うなど、ワールドワイドに活躍する人物。そんな彼が、自身のオーケストラを率い1960年代に吹き込んでいた大傑作が本作『Dany Doriz』です。当時、フランスの盲目の音楽家の協会が設立したインディレーベルからリリースされていた作品故に、それほど多くの数が出回っていない貴重な作品なのですが、よりによってその内容が素晴しすぎるから大変です。言わずもがな、そのオリジナルLPは、古くからトップレアな盤として一部のコレクターに知られていました。
自身のヴァイブを軸に聴かせるスウィングジャズを主体とした作品ですが、特筆点がてんこ盛り。まず何と言ってもエレガント極まり無い2曲のボサジャズ「Debut Juin」、「Si Dominique etait la」がスゴい。可憐な女性のスキャット、迫力のホーンを交えてダイナミックに聴かせてくれますが、そのメロディの美しさが絶品。特に後者の儚げなフィーリングは絶句モノで、ただの”お洒落な”ボサジャズとは一線を画します。さらに、速いテンポのボサジャズ「La Bossa-Nova de notre amour」は、軽快に走るリズムと高揚感溢れるスキャットが最高の一曲。こちらはフロア栄えも抜群でしょう。他にも、彼のテーマ曲とでも言うべき疾走スウィングジャズ「Au 105, ca balance」、イントロのベースライン、カツカツ刻まれるリズムもクールなラテン風味のジャズダンサー「L’amour est une drole de chose」に、どこかClark-Boland辺りの作風を思わせる迫力のビッグバンドワルツ「Ma petite recette」など、アルバム通じて極上のサウンドだけが詰った1枚です。
フランスのヴィブラフォン物と言うだけでも中々に希少価値が高いですが、本作はその内容の素晴しさが圧倒的。ラウンジジャズとしても極上で、スウィングジャズ好き、クラブジャズ・ファンからボサノヴァ好き、はたまたスキャット好きにまでアピールする奇跡的な作品です。前述の通りのマイナー盤で、権利関係が複雑だった為非常に時間がかかりましたが、遂に世界初の銀盤化となりました。
【ダニー・ドリス: Dany Doriz】
フランスを代表するヴィブラフォン奏者の一人。幼い頃からクラシック・ピアノとサックスを学び、16歳の時にジャズと「ヴィブラフォン」と言う楽器に目覚める。自身が率いるクインテット共に活動を開始し、ジャン・リュック・ポンティやステファン・グラッペリなどと共演、ヨーロッパで成功を収める。その後、メンフィス・スリム、ライオネル・ハンプトンに見初められ、彼らのUSツアーにも参加する。現在も活動中で、スウィング系のジャズマンとして多くのリーダー作を吹き込んでおり、映画やミュージカルなどの音楽を手掛けるなど、作編曲家としても優れた才能を発揮している。



