> PD041:『オイゲン・キケロ - マイ・リリックス』
オイゲン・キケロの日本盤オンリーの名作!
日本人なら誰もが口ずさめるであろう滝廉太郎氏作曲の名曲「花」。あの懐かしく心温まるメロディが、ヨーロッパの気品溢れるジャズのアレンジと融合し、感動をもたらします...
ルーマニア出身のピアニスト、オイゲン・キケロ。代表作『ロココ・ジャズ』の世界的なヒットで知られるクラシックとジャズを融合させる名手である彼が、その人気の絶頂期、1972年に初来日した際吹き込んでいた日本盤オンリーの名作『マイ・リリックス』が、プロダクション・デシネより待望の初・銀盤化です。
もはやトレードマークである、クラシックのジャズ化の手腕はここでもそのエレガンスを発揮していて、モーツァルトの名曲「01. ピアノ・ソナタ (K.331)」、オッフェンバックのオペラ『ホフマン物語』から「07. ホフマンの船唄」、ヴェルディの『アイーダ』からは「04. 勝利の行進」が選曲され、ヴァラエティ豊かに楽しませてくれます。
しかしながら、本作のポイントは何と言ってもオリジナル曲のクオリティと、取り上げられた日本の楽曲の素晴らしさ。前者からは、スパッと打ち抜くドラムに乗せ、躍動感溢れるピアノが華を咲かせる、彼にしては珍しい8ビートのジャズファンクの「08. ビューティフル東京」に、その抒情的なタッチで美しい旋律を導くエンディングのピアノソロ曲「09. マイ・リリックス」が抜群。そして、何と言っても本作のハイライトである後者です。それは誰もが知っている日本の名曲達が“キケロ節”で華麗に奏でられていること。取り分け、日本人なら誰もがハッとする旋律が印象的な滝廉太郎氏作曲の名曲「05. 花」は、日本の風情とキケロ流のエレガンスが完璧に融合しており、この瞬間、このシチュエイションでしか成し得無かったであろう感動的な出来映え。まさに “うっとり”、な名演です。アルバム全体を通して、バランス良くこれらの楽曲が配された本作は絵に描いたようにエレガントなピアノジャズの名作なのです。
ジャケットは、1972年のオリジナルリリースの際に採用された、見開きのA式のジャケットを再現しました。エンボス調の紙質も忠実に再現していて、触り心地も抜群!もちろんオリジナルのマスターテープを使用したサウンドも非常にクオリティの高いモノに仕上がっております。



