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PDCD-182 Giorgio Tuma – This Life Denied Me Your Love

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) - This Life Denied Me Your Love (ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ) [PDCD-182]

[ Item Information / 商品情報 ]

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) – This Life Denied Me Your Love (ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ) [PDCD-182]

Catalog No. / 型番:PDCD-182 / VSCD-9823   Release Date / 発売日:2016.3.16   Price / 価格:2300yen(+tax)   Buy / 購入する:▶︎ dessinee shop (デシネ・ショップへ)

01. The Wings Of A Loser ♪ 試聴 / Listen
02. Two Half Moons ♪ 試聴 / Listen
03. Maude Hope ♪ 試聴 / Listen
04. Release From The Center Of Your Heart ♪ 試聴 / Listen
05. Foxes Don’t Lie ♪ 試聴 / Listen
06. Bright Hugs ♪ 試聴 / Listen
07. Mountain Elia K ♪ 試聴 / Listen
08. All These Snowy Days In Faro ♪ 試聴 / Listen
09. All These Snowy Days In Faro II ♪ 試聴 / Listen
10. Mat Matite ♪ 試聴 / Listen
11. The Holy Warmth ♪ 試聴 / Listen
12. My Last Tears Will Be A Blue Melody ♪ 試聴 / Listen
13. In Back Of You ♪ 試聴 / Listen
14. Through Your Hands Love Can Shine ♪ 試聴 / Listen
15. Anna, My Dear ♪ 試聴 / Listen

天才の帰還…。

イタリアが生んだ真の天才肌SSW、ジョルジオ・トゥマの5年振りの4thアルバムは、美しくメランコリックな旋律の玉手箱。緻密に練り上げられた夢見心地のドリーミーポップの世界へようこそ…。

圧倒的に美しい世界観が印象的だった傑作3rdアルバム『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』に続く5年振りの本作は、さらに、才人ジョルジオの心の内面に広がる美しさと危うさのような物が交錯する、かのような、フェアリーなポップワールドが展開する素晴らしいコンセプトアルバム。持ち前のメロディセンスと甘い歌声が溶け合うステキなポップソング達が次々に紡がれて行く名作の誕生です…。

南イタリアの古都レッチェ生まれのSSWジョルジオ・トゥマ。プロダクション・デシネよりリリースされた極上インディポップな1stアルバム『アンカラード (スウィンギンポップ・アラウンド・ローズ)』(PDCD-028/VSCD-9359)、全編が弾ける傑作2nd『マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア』(PDCD-027/VSCD-9358)、そしてジャジーなコンセプトアルバムにして最高傑作の誉れ高い3rd『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』(PDCD-055/VSCD-9386)の三作が、未だに高い人気を誇る天才SSWの5年振りの新作が完成。前作の延長線上にあるコンセプチャルな作品ながら、持ち前のポップセンスが輝く、優しく穏やかで、でも心に残り続ける素晴らしいメロディと歌心がぎっしりと詰まった名盤の誕生です。今作も、ポップであり続けることは決して忘れず、自身が影響を受けたのであろうジャズやフォーク、ニューウェーブにAOR、往年の映画音楽などのエッセンスを散りばめつつも、完璧なまでに感動的な“ジョルジオ・トゥマ・サウンド”を鳴らしています。

それぞれの楽曲が一様にクオリティが高く、さらに1枚のアルバムとしての世界観も確立してしまう彼の才能を疑う余地はありませんが、本作は「01. The Wings Of A Loser」、「02. Two Half Moons」、「08. All These Snowy Days In Faro」、「10. Mat Matite」に代表されるような幻想的なシンセを用いた80’s/ニューウェーブ/ダークウェーブ的なアプローチがまず興味を惹きます。どこか初期のハイ・ラマズを思わせる「03. Maude Hope」、「06. Bright Hugs」などのフォーキーで愛らしいナンバーたちも流石ですが、やはり前作の世界観を引き継ぐ、「09. All These Snowy Days In Faro II」、「11. The Holy Warmth」、「12. My Last Tears Will Be A Blue Melody」などのスケール感も合わせ持つ、弦を交えて聴かせるメランコリックな楽曲達の言葉にし難い美しさに耳を奪われます。その緻密なアレンジからも、彼がこの5年間で一切の妥協を許さなかったことが伺えます…。もはや、初期のインディポップ的なアプローチは皆無の壮大な世界観で聴かせる本作ですが、やはり彼がポップ・アーティストであることを伺わせる名曲も収録されています。米国の人気バンドLaetitia Sadierに楽曲提供していたナンバー「04. Release from the Centre of Your Heart」のセルフカヴァーがそれですが、アルバムの世界観にマッチするメロウなアレンジと、一聴で心に残る甘美なメロディが、ジョルジオのソフトな歌声と溶け合う名曲中の名曲で、まさに本作のハイライトと言うべき感動のナンバーです…。

前作『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』(PDCD-055/VSCD-9386)同様に、本作も明確なコンセプトを感じさせるトータルアルバムであり、ジョルジオのルーツでもある、インディポップ、60~70年代のイタリアサントラ、ジャズやソフトロックにAORや80’sポップのフィーリングなどのエッセンスを軸に、彼の内面で揺れ動く心情を描き出したかのような奥深い作品でもあります。その上品で心地よいポップさと、かくも美しいアレンジや演奏で奏でられる作品は、そう滅多に生まれるモノではないと思います。特にものすごくキャッチーな楽曲や派手なナンバーが揃っている訳ではないですが、確実に心に残る類いの名作なのではないかと思います。どうぞ一度、その感動の世界をお試し頂ければ幸いです。

● A式の紙ジャケット仕様
● 日本盤には2曲のボーナス曲を収録
● 解説は、吉本宏氏(bar buenos aires)が、前三作に続き担当

Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ):
イタリア南部の都市レッチェ生まれの男性シンガー・ソング・ライター。ザ・クラッシュを愛聴していたロックキッズは、ステレオラブの音楽性との遭遇により、“ポップソング”に開眼。Os Tumantesとしてのバンド活動を経て、ソフトロック、ボサノヴァ、イタリアサントラ、ジャズなど、多様な音楽的嗜好を、ギュッと詰め込んだ3枚のアルバムをリリース。初期のポップサウンドから、その才能のさらに押し広げた2011年の壮大な3rdアルバム『イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート』は、まさに彼の天才ぶりを凝縮した、メランコリックでジャジーな名作。5年の歳月を経て端正に作り込んだ4th『ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ』もまた、さらなるポップエッセンスを注ぎ込み描かれた名盤です。

[ Discography / ディスコグラフィー ]

◯ 『Giorgio Tuma (ジョルジオ・トゥマ) – This Life Denied Me Your Love (ディス・ライフ・ディナイド・ミー・ユア・ラヴ)』 [VSCD-9823/PDCD-182]
◯ 『In The Morning We’ll Meet (イン・ザ・モーニング・ウィル・ミート)』 [VSCD-9386/PDCD-055]
◯ 『My Vocalese Fun Fair (マイ・ヴォーカリーズ・ファン・フェア)』 [VSCD-9358/PDCD-027]
◯ 『Uncolored (Swing’n’pop Around Rose) (アンカラード(スウィンギン・ポップ・アラウンド・ローズ))』 [VSCD-9359/PDCD-028]

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