インドネシアのSSW、アディティア・ソフィアン(Adhitia Sofyan)のセカンドアルバム
『フォーゲット・ユア・プランズ(Forget Your Plans; Bedroom recordings Vol.2)』が発売となりました。

タワレコ渋谷店さんでは、なんと2箇所で大展開してくださっているようです。
ありがとうございます。

一番最初の最初、Adhitia Sofyanというアーティストの音楽を聴いたとき、どんな感想をもったっけなあ...
とよく思い出そうとするのですが、実はよく思い出せない...。
いつの間にかちょっと面白いイラストジャケの1stアルバムの輸入盤が店に入荷してきていて、
いつの間にか彼の音楽は静かな人気になっていました。
少したったある日のこと。
これも嘘っぽいかもしれないのですが、雷に打たれたように
「えっ...この人やばくないか...?」
と、気づいたのです。やばいなんて書くとどっちの意味か、解りませんね。
この人は、ただのんびり歌ってるだけじゃない、すごいアーティストだと気づいたのです。
私の耳は、心は、それまでどのように機能していたのか...。ガーンガーンガーン。
知らないのに、知っているような。
一人なのに、さみしくないような。
そんな音楽だと思います。
そう、まるで友達のような。昔からよく知っている友達のような音楽。
不思議な距離感があります。
すごく近いのに、決して押し付けはなく、ちょうど心地よい距離感。
説明の要らない間柄にしかない、そんな距離感。
彼は頑張れとは声高には言わないけれど、
下を向いていた顔を、自然と上に上げてくれるような力もある。
その切なく心に響くメロディ、柔らかなギターの音色、ふわっとしているのに芯のある歌声。
ごくごくシンプルな音楽なのに、ややこしく凝り固まった気持ちを、
するするとほどいていく魔法を持っています。
今回の2ndアルバムのライナーは、café vivement dimancheの堀内隆志さんに、
お忙しい中、無理を言って受けていただきました。
ブラジル音楽の印象が強い堀内さんに、どうしてもお願いしたかった理由は、
堀内さんが書かれていた、このブログ記事がきっかけ。
なんの飾りたてた言葉も並べていない、まっすぐな言葉でアディティアの音楽について書いてありました。
それ以来、ずっと頭の中のどこかで、もしセカンドが出せることになったら...と願っていたことでした。
何かその、モノとして残すにあたり、こんな言葉がこの音楽の傍らにあったらいいな、と
ぼんやりその時から思っていたのです。
セカンドアルバムを買ってくださった方は、音楽を聴きながら、是非あわせてライナーを読んでみてください。
やっぱりうまくまとめきれませんでした。へんなブログだなあ。
支離滅裂な文章を、最後まで読んでくださった優しい方々へ。ありがとうございます。
きっと、いま、アディティアの音楽に出逢うべき人は、たくさんいるんじゃないかなと思うのです。
アディティアの音楽が流れていると、
「もう、無理して何も言わなくてもいいんだよ。」
と、そんな風に言ってもらっているような気持ちになります。
そして、今も閉店後のディスク・デシネでは、アディティアの歌声が静かに流れています。
イクコ