
ついに、その最後の作品(ひとまず...ね!)がリリースとなりました。
ヘンリックが、レイ・ワンダー解散後に率いたそのバンド。
今までCDという媒体で、音源が世に出た事はありませんでした。
初めての銀盤化です。ジャケットも今回のリリースのために描きおろされたものです。
たぶんだけど、ヘンリック達もこんな日がくるなんて思っていなかったじゃないかなあ...。
ハンクは、レイ・ワンダーよりもずっとずっとメジャー指向が強かったようで、
それゆえに、この作品はCDの発売までには到達しなかったようです。
上へ上へ...若い彼らが夢と共に目指したステージは、どんなものだったのでしょうか。
メジャーからのデビューこそありませんでしたが、
私たちにとっては、もちろん特上、最高のアルバムに違いありません。
ちなみに...私がまず最初にとりこになったのは、4曲目のGoodbye Levineという曲。
切なく、覚えやすいメロディ。すべりだすように始まるイントロ。
ヘンリックの歌声も、この曲では押しつけのない程度に哀愁の空気を漂わせています。
バラエティに富んだ内容のこのアルバムは、楽曲ごとに見せる表情が違っていて、
パンキッシュだったり、なにやらひねくれてたり、ザ・ロック!だったり、ソウルフルだったり、
そしてこのGoodbye Levineのようなしなやかさもあったり...なのです。
レイ・ワンダーもそうなのだけど、●●風、とか●●っぽい!とか、
そうゆう比喩が見当たらなくて。
それはヘンリックの声のせいもあると思うんですが。声だけで、すでに神ですから...。
ということで!hankをどうぞ宜しくお願いします。
それから...今発売中のクッキーシーンで、Giorgio Tumaの記事でもお世話になった
ライターの竹部さんが、ヘンリックの現ユニット、The Clownの"Clownism"を、
レビューで紹介してくださっています。
発売直後でもないのに、とりあげてくださることはとても有り難いことで。
まだ知らない方の目にとまって、一人でも多くの方にヘンリックの歌声が届くといいな、
と願います。
100人の方がいて、100人全員ではないにせよ、
恐らくその中で、まるで雷にうたれたようにその歌声に魅せられる方が
確実に何人かいるはずだし、もっともっと評価されるべき音楽だと思っています。
pd いくこ