2009年2月アーカイブ

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(梅田テアトルにいた、ブライス扮するジュヌヴィエーヴ)


「ああ人生って素晴らしい、っていう映画だよね...」

ある晩のこと。"ロシュフォールの恋人たち"のDVDを観ながら、
ロシュ友達のあっこちゃんがつぶやいた言葉に、私はとっても驚きました。
それは、私も全く同じ感想を、この映画に対して持ち続けていたからです。

"人生って素晴らしい"

それは、もちろん、いいことばかりじゃない中でのこと。
必ずどんな人にもいろんな事情や背景があって。苦しみや哀しみもあって。
それでも希望をもつことや、ときめくことを決して放棄しない。
それが、映画"ロシュフォールの恋人たち"が持つパワーだと思うんです。


で、今日やっとやっとやっと、念願の大画面でロシュフォールを観てきました。
大慌てで一人、電車に乗って梅田まで。オープニングからもう涙がぼろり。

鮮やかな色・色・色、ハッピーな音楽、人物たちのいきいきとした表情やダンス、
その画面の中で繰り広げられている事すべてが最高に美しい。
ただ通りすぎるだけの人ですら、そのスカートの裾は優雅に舞っているよう。
そしてそこにかぶさるルグランの、圧倒的にハッピーで華やかな音楽。
やっぱりやっぱり、ロシュフォールは唯一無二の映画です。

大画面で観た事によって、気づいたこともたくさんありました。
双子姉妹たちがショウを演じたときの、まぶたを彩るラメの粒子の大きさだとか、
ワンピースのどこにファスナーがついているかだとか、
そんな小さなこともいっぱい発見できました。

やっぱり...大画面で大きな音で観るのは、違いますね。

そして!なんと!
ジャック・ドゥミ監督作品の『ローラ』『モン・パリ』『ロバと王女』
が、渋谷に続き、梅田でも上映されることになったとのこと。
東京での反響があまりに良かったため、梅田でも急遽開催することになったのだそうです。
ずっと観たかったローラとモンパリ、これは何がなんでも絶対にいかねば!

どうやらテアトル梅田さんのサイトにはまだ情報がないみたい。
せっかくなので、こちらに掲載しておきます。

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9時50分より上映、1日1回のみ
『ローラ』2/28〜3/6
『モン・パリ』3/7〜3/9
『ロバと王女』3/10〜3/13
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関西のドゥミ&ルグランファンのみなさま、是非とも参りましょう!
こんな嬉しい早起きなら、苦痛ではありませんね。


pd いくこ


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梱包大好き!

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L'Homme Orchestreが、Vadimよりまさかのアナログリイシュー!!!)



みなさま、こんばんはー。
先週から、ディスク・デシネに新入りバイト(?)として毎日通っております。
年長のくせに、新人の下っ端でございます。
そこで今日はショップスタッフとして感じたことをすこし。

まず新人のお仕事として、通販でお買い上げいただいたお客様の『商品梱包』が
待っているわけですが、これがなかなか大変なのであります。

発送用の段ボールは、商品の量にあわせて折り曲げて、テープでとめて箱型にするのですが、
段ボールの端で手を何カ所も切るわ、うまく折れんわ、テープは"ぐねる"わで、
床にひざまづいたり、前屈してみたり、正座したり...とにかく格闘しております。

配送中にレコードが割れませんように、CDケースが欠けませんように...など、
祈るような気持ちで作業しているから、心の中では静かな緊張が続きます。
それでも梱包って...「楽しい!」というのが、今の自分の素直な気持ち。

商品が届いたときに、お客さんが箱を開ける時の事を想像すると、
こっちまで自然とワクワクしてきます。
お客さんは、音楽が大・大・大好きな方ばかりのはずですから、
届いた瞬間、封を開ける瞬間、そして針を落とす(再生ボタンを押す)瞬間って、
そのすべてが至福のひととき、のはずですよね...。
となると、そのひとときを、こちらの梱包の不手際で邪魔してはならん!となるわけです。

とはいえ、不器用度1000%な私は、まだまだ梱包マスターへの道は遠そうです。
梱包テープのコントロールにおいては、非常に困難をきわめております。
『早く&丁寧に&美しく』の3拍子を、近日中に完璧にできるようにしなくては。


...で、ここで考えるのが、パッケージの存在価値&意味について。
我がプロダクション・デシネも、小さなレーベルながら、
近い将来に"ネット配信"といった分野に足を踏み入れないといけないでしょうし、
CDというパッケージが、市場から今より更にがっつり減ることも考えなくてはなりません。
レコードなんてもってのほか、ともいえるでしょう。
でも、ここのところ梱包を毎日していて、強く強く感じたことがあるんです。

『ジャケットって色々あっておもしろいなあ』
『やっぱりジャケットと共に音楽があった方が楽しいなあ』
『ぽちっとDLボタンをクリックするより、パッケージがある方が思い入れも強まりそうだなあ』
『思い入れが強まるということは、購入時の思い出の濃さも強まるということだよなあ』

こんなことが、脳内をざざーっとかけめぐるのです。
梱包していて、こんなに楽しく思えるなんて、自分でも意外でした。

明日はデシネは店休日。
明後日はたぶん、お休みをはさんだ分、発送待ちの商品がたくさんあるはず。
思いを込めて、梱包します。決して大袈裟に書いてる訳じゃなくて。
これはネット配信ではできないことだと思います。パッケージがあってこその作業ですから。


pd いくこ
(本日は"Vadim Music"の商品をいっぱい梱包しました!)


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みなさん、こんばんは。
今日はプロダクション・デシネのCDのジャケットの仕様について、ご紹介したいと思います。

最近のCD市場では、再発ものを中心に「紙ジャケ」のCDを目にするようになりました。
昔の古き良き時代のレコードが、そのまま小さくなったような雰囲気の紙ジャケは、
「何かしらでアナログの手触りを残したい」
と思っている人たちと、
「何かしらでアナログの手触りを感じたい」
と思っている人たちの、
相思相愛の想いで出来たものなのかなあ、なんて勝手に想像しています。


さて話を戻して、我がレーベルのCDジャケットの仕様についてです。
レーベルがスタートした最初のころのCDの仕様は、すべてデジパックでした。
ぱかっと開くとこんなカンジ。
(サンプルは"Johan Christher Schutz"の Blissa novaです)

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表も内側もマット加工だったので、全体的にこれはこれであたたかみがあって、
しかも開くとパカーンと写真が広がって、個人的には結構お気に入りでした。


そして最近のタイトルは、昨年リリースしたベノワ・マンションさん以降、
すべて"A式紙ジャケ仕様"となっています。
まんまレコードが小さくなったような雰囲気。こんなカンジです。
(サンプルは"THE ROPES"の What They Do For Funです)

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これもマットな紙を使っているので、質感や色味がすごくかわいいんです。
BENETTなんかは、オリジナルのんよりずっとずっとそのデザインの良さが出たと思います。
現物が出来上がって来た時「...かぁわぁぃぃいいいいい!!!!!」と叫んだほど。


そこで"A式"の『A』ってなんやねーんとお思いのあなた!その気持ち解ります!
A式のAとは、アメリカ式のAなんだそう。
どうやら紙ジャケットには、下記の二つのタイプがあるようです。


・A式...アメリカ式:厚紙(芯材)の上に印刷された薄い紙を貼り付けて作る。
・E式...イギリス式:印刷された厚紙そのものを組み立てて作る。


なので、例えば昔発売されたレコードのジャケが、E式で作られていた場合、
再発CDがE式で制作されたりなんかすると、ファンの方にとっては
「オリジナルに忠実な作りだ!」
なんてことになって、とっても嬉しいことになるのですね...。

人によって好きずきあるかと思いますが、
プロダクション・デシネでは、今のところこのA式の紙ジャケ仕様が
『いちばんかわいい』もしくは『いちばんかっこいい』
と信じて、この仕様で頑張って制作しております。またいつか変わるかもしれませんが...。

ちなみにこれらのデザインの入稿データは、
毎回オーナーが目を真っ赤にしながら、一人で頑張って作っています。

実は、このTHE ROPESのときは本当に大変でした。
入稿締め切りの前々日くらいに、予定していたデザインを急遽変更せざるを得なくなり、
大慌てで変更したのです。

でも、おかげさまでこのジャケデザイン、かなり好評のようです。
「ジャケットが目について、試聴して即買いました!」
という声も結構多く寄せられていて、ああ、スリーブって大切だよね...と実感しています。
となると、何がなんでも目につくように面出ししてもらわないとだめですね。
なんせ紙ジャケは、棚にさされると背の部分がたったの2ミリほどしかないから、
もうその存在感の薄さといったら!


『...やっぱり発売前は足が棒になるくらい営業しなくては...。』


今日のブログのまとめは、この一言に落ち着きました。がんばろう...。


pd いくこ(今年もたんまりジャンルレスにリリースしますよ!!)


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みなさんこんばんは。今日の神戸は雨がぽつぽつと降っています。
雨の夜には、ちょっとしんみりと。

この2月7日に、Blossom Dearieが亡くなったとのこと。
享年82歳だったそうです。

またまた個人的なことになりますが、
私が初めてディスク・デシネを訪れた時に、おすすめしてもらって手に入れたのが、
このブロッサム・ディアリーと、ソニア・ローザのCDでした。

とっても甘くて、繊細な砂糖菓子のように愛らしく、かわいらしいのに、
全く何事にも媚びていないその歌声は、チャーミングで新鮮で、小粋で。
でもどこかに母性があって。聴けば聴くほどはっと気づく事も多く...。

しかも"ブロッサム・ディアリー"だなんて、
その名前からして、意味もなくつぶやきたくなるような素敵さ。

音楽の素晴らしいところは、一度心に宿ったら、
そう簡単にはわすれることはない、ということでしょうか。
彼女が亡くなってしまっても、ブロッサムの歌声はいつでも心の中で蘇りますから...。




だけど...できることなら、おかっぱ頭のおばあちゃんになった
ブロッサムのライブを、生で観たかったし、聴きたかったです。

だから「いつか...」とか、「また機会があれば...」
なんてことは、まったく通用しないのですよね。

pd いくこ
 



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日射しに春の気配が混じり始めました。
そろそろ花粉が軽やかに舞い始める季節でしょうか...。

さて、またまたネットラジオのJJazz.Netさんの番組『AIRPORT』内で、
ボサノヴァアーティスト"Paulo Muniz"の曲を
ご紹介いただけることになりました。

今回のテーマは"Peru"なのだそう。(※パウロはブラジルですが)
配信期間は、2009年2月10日〜2009年3月11日です。

行った事のない国の音楽を聴きながら、あれこれとその地を想像してみる。
脳内旅行です。楽しいですなあ...楽しいですなあ...。
マチュピチュ、行ってみたい...。



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そして知らない国といえば、私にとってはノルウェーもそうなのですが、
ノルウェーといえば...ロイヤリティーズ!


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せっかくこんなにいいバンドが、はるばるやってきてくれるんです。
しかも神戸にまできてくれるんです。
神戸から西に在住の方、ぜひぜひぜひとも、神戸公演に足をお運びくださいませ〜!

まだご存知ない方は、今すぐ彼らのマイスペでチェックを!
ポップスや、蒼みがかった甘酸っぱいロックが好きな方にはたまらないはず。




ということで、今から予習しましょう!
ライブに「また」はありませんもんね。一期一会の出逢いをどうぞ。

pd つちのこ
 

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こんな展覧会が、大阪のサントリーミュージアムで開催されていたんですね...。
知らんかった...。大・大・大ショックです...。
このブログをみていらっしゃる方で、この展覧会に行かれた方いらっしゃいますか?
あああ、いいなあー...。


『純粋なる形象
 ディーター・ラムスの時代 ー機能主義デザイン再考ー 』


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チラシの表面にモノクロで写し出されているのは、
"ブラウン社(BRAUN)"のラジオ・レコードプレーヤー複合機。1964年のもの。

ブラウンのプロダクトデザインって、シンプルかつ機能的で美しく、
(特に50〜80年代のものなんて素敵すぎ!ほとんど本でしか見た事ないけど。)
きっとお好きな方、気になってらっしゃる方が多いと思います。
それらのデザイン・監修を40年以上にわたり一人でひっぱってきたのが、
このディーター・ラムスという方で、設計から広告までもを担当されていたようです。


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ブラウン製品のデザインのかっこよさというのは、
デザインのシャープさだけでなく、どこかしら"アナログのざらつき感"を
そのたたずまいの中に留めていることにあるのではないかな、と思います。
なんでなのでしょう?理屈では解らないのだけど、どこかあったかさを感じます。


先日、Monica Dominiqueの大量のアナログを見た時のこと。
CDリリースで、すっかり見慣れたジャケットの写真ではありましたが、
大きなジャケットを一枚一枚手にとって眺めていると(※もちろん白手袋装着で)、
そのジャケ写の色合いは、色・線...すべて柔らかく、表現し難いほど美しく、
イラストレーターやフォトショップやらのソフトを酷使したものではないはずなのに、
どこまでこちらの心を惹き込んでしまう"デザイン"なのだろう...と、
改めて驚くほどでした。

そしてその中に入っているレコードの音楽を、脳内で秘かに再生すれば...
もう言葉は不要ですよね。


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"アナログのざらつき感"...。
生まれた時代や背景、そして育った環境にもよると思うのですが、
それは人間の本能とでもいうのか、どこかしら心の中で求めているものに思えます。

今回のモニカはデッドストックという最高の形で入荷したので、レーベルでは作る必要がありませんでしたが、
プロダクション・デシネでは、これからもたまーにアナログをリリースする事があると思います。
回数は決して多くはないと思いますが、これからもずっと続けていけたらいいなと思います。


決して若くない女性のつぶやき(願い)でございました。


pd つちのこ


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もしくは、

『あのくちびるのとんがったジャケットをお部屋に飾れたらなあ...』

と、つねづねお考えだったあなたへ...。

朗報です!っていうか、お待たせしました!

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ディスク・デシネにオリジナルのデッドストックが入荷しております!
ご本人さまより、直接お譲りいただいております!

しかも5800円でございます!

これ以上何を書く事がありますでしょうか。とにかくお急ぎください。
数があるとはいえ、多分あっという間になくなります。夢のように。

 
ディスク・デシネWEBのnewsページ(2月1日分)の最後に記載されている、
ご注文についての注意もあわせてお読みくださいね。

CDをお持ちの方も、ぜひ!


pd つちのこ
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